All-In-Wonder 2006 Edition登場〜RADEON 9600チップは2006年も現役?

 先週の終わり頃より、ATI Technologiesのトップページで、ビデオカードの新製品「All-In-Wonder 2006 Edition」の告知が開始されている。
 私も「おおっ!! 久々のAll-In-Wonderか。RADEON X700版かねぇ」と思いつつ製品紹介ページを見ると、ビデオチップが書かれていない。「?」と思いつつスペックページを見ると、なんとそこには「Radeon 9600 Graphics processor unit」の文字があった。おかげで「ありえね〜」と叫んでしまい、周辺の人々の注目を浴びることとなる。

 さらに製品写真ページに掲載されているボード本体の写真は、既発売のAll-In-Wonder 9600と同様だった。
 おそらくこの製品は、All-In-Wonderシリーズの新ローエンドモデル(兼・ファンレスモデル)、という位置づけのようだ。

 上位機種のRADEON 9800 PROカードは現在でもかなりの性能を発揮するため、秋葉原のパーツショップ「クレバリー」さんでは「例えるなら平八」(アキバBlogさん)とか「VGA界の郭海王?」(アキバBlogさん)と例えられており、現在でも(パーツショップでは)ATI製チップの主力として位置づけられる、長寿製品だ。
 対してRADEON 9600は、さすがにコストパフォーマンス面で不利になってきたため、私は「そろそろ日本のパーツショップでは製品が見られなくなるかな?」と思っていた。それだけに、今回の新製品登場(=現役続投)はちょっとした驚きだ。

 そして、「All-In-Wonder 2006 Edition」という製品名もちょっと気になる。まさか、今年のAll-In-Wonderシリーズはこれで打ち止め?