Albatronの新型マザーボード「PX975」に搭載されたPLLチップがスゴそう
Conroe関係の調べ物をしていたときにAlbatronのニュースリリースを見ていたのだが、新型マザーボード「PX975」のリリースに気になる記述があった。
http://www.albatron.com.tw/english/news/news_detail_al.asp?news_id=211
いくつか不可思議に思える文章が記載されている(7相というなんとも中途半端な電源部とか……)のだが、とくに凄かったのが“The PX975X is the first Mainboard to use a Digital Clock generator”という文章。
デジタルクロックジェネレータって、何?
ということで調べてみたら、x-bit LabsのCeBitレポートに記載されていた。正体は「TimeLab」というメーカーのPLL ICチップのようだ。
http://www.xbitlabs.com/articles/editorial/display/cebit2006-3_5.html
で、それをヒントに公式ページを見てみた。
このTimeLab社のトップページが、なんというかやる気満々(笑)。なんと純正のクロックコントロールユーティリティも用意しているようだ(^^;
TPU(Timing Processing Unit)との記載もある(笑)。
確かに高速になるとクロックジッタ(クロック波形の微細な乱れ)がバカにならない影響を及ぼす。これは他のデジタル回路でも判明しているので、面白いアプローチかもしれない。
しかし、
> The company said that an Intel Pentium 4 3.40GHz processor
> can be overclocked up to 4250MHz using air cooling
> on the new Albatron PX975X mainboard,
> whereas the same chip on a typical platform runs at
> about 3910MHz when overclocked.
(上記のx-bit Labs記事より)
ホントに340MHzもクロックが上がるのだろうか(笑)。
自分の限られた経験からいうと、PLLがオーバークロックの限界になった経験はないのだが(笑)、ひょっとすると気づいていなかっただけやもしれないなぁ……と思う。
まぁ、これは実際に登場してから試すとしても、2系統の24ピン電源入力など、変態装備もバリバリにある。これは実はかなり面白そうだ。これから発売するのであれば、Conroeも対応していると予想される。
個人的にAlbatronは大好きなメーカーなのでひいき目も入っているが、ひょっとするとこのマザーで同社は再び復調するかもしれない。(^^)