日本AMDの提訴と“リアル・ヴァナディール事件”の関係を妄想する
本国アメリカに続き、日本AMDもインテル(日本法人)を提訴。なんとなく読めていた進行だが、逆に読めているだけに、“見せカード”としての有効性の方が大きいと考えていた。そのため、素直に提訴に踏み切るとは思わなかったのが正直なところ。
ただし、個人的に大注目したいのは、PC Watchさんの記事にある、以下の文章だ。
また、AMDとメーカーの共同プロモーションイベント用に製造されたAMD製CPU搭載PCを、イベント直前にすべて買い取り、インテルCPU搭載PCを無償で提供して入れ替えさせた上、宣伝費用などを支給するなどの行為が記載されている
これは私の妄想でしかないが、この“行為”とは、リアルヴァナ・ディール*1のマシン交換の一件だろうか?
同スポットがオープン1ヶ月前の計画ではAthlon 64 FX搭載マシンの設置を予定していたのに対し、開店時はエプソンダイレクト製のIntel CPU搭載マシンに変更されていたという事件(というとオーバーだが)。
そしてそのあいまには、なぜかメルコの自作ユーザー向けブランド「玄人志向」の製品を多く取り扱う「OVERTOP2」というショップで、同スポットが予定していた仕様と同じPC組み立てキットが超安価で販売されていた*2。というものだ。
詳しい経緯は、以下のAkiba PC Hotline!さんの記事をご参照いただきたい。
深夜営業のFF対戦専用スポットがアキバに12月誕生予定(2003年11月8日号より)
スクウェア・エニックスのほか、AMDやNVIDIAといったメジャーメーカーの協賛を得て、店内にはAthlon 64 FX-51/GeForce FX 5950 Ultraといった最新パーツを搭載したPCを22台用意
Athlon 64 FX-51やGeForce FX 5950Ultraビデオカードを搭載した新品格安PCキットを販売中。3ヶ月保証付きで、価格は159,800円。
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FF専用プレイスポット「REAL VANA'DIEL」開店、早朝まで営業(2003年12月13日号より)
発表当初、PCの環境はAMDとNVIDIAの協賛によりAthlon 64 FX-51とGeForce FX 5950 Ultra搭載ビデオカードの組み合わせということになっていたが、発表直後に協賛メーカーが突如IntelとATIへと急遽変更となり、実際に設置されたのはエプソンダイレクト製の既製PCとなっている。
同店が“AMDとメーカーの共同プロモーションイベント用”かどうかがわからないため、まったく間違っている可能性も大きいのだが、すくなくとも私の頭の中ではこの一件が浮かんだことは確かだ。
*1:秋葉原にある、ネットワークRPG「FINAL FANTASY XI」の専用プレイスポット
*2:リアルヴァナ・ディールは、大手周辺機器メーカー「バッファロー」を擁するメルコグループの企業「メルコオンラインエンターテインメント」が経営している。詳細は同店の会社概要ページ参照