Socket939版Opteron搭載マシン、Sunから登場
本日はAMDデーだろうか(笑)。
上田新聞 blog版さんで大きな話題となっていた、Socket939版Opteron 100シリーズが実際に登場したようだ。
といっても、CPU単体での販売ではなく、搭載マシンでの登場。なんとサンのSun Ultra 20 Workstationだ。
ページ右にある“Gallary”の上から2つめの写真をクリックすると、別ウィンドウで内部写真が表示されるが、そこに“UnReg'd DIMMS”*1という表記と、“Opteron 100 Socket 939 CPU(dc ready)”という表記がある。
また、MYCOM PC WEBさんに掲載された、大原雄介さんのAthlon 64 FX-57ベンチマーク原稿には、AMDのAthlon 64/Opteronリビジョンガイドをまとめた情報として、
- OpteronとDual Core Opteronに939pinパッケージが追加されており、それぞれAthlon 64 FX及びAthlon 64 X2と同じCPUIDを持っている。
- Sempronに939pinパッケージが追加されている。
と書かれており、こちらでもSocket 939版Opteronの話題が出てくる。ということで、パーツショップに出荷されるかはともかく、Socket 939版Opteronが製品として公式に存在することは間違いないようだ。
……ところで、Ultra 20 Workstationの価格表を見ていると、意外に安価な気がしてくるのは自分だけだろうか(笑)。
以下、蛇足 (Athlon 64 FX-57に関する勝手な予想):
ところで、従来Athlon 64 X2やAthlon 64 FXシリーズなどのレビューは、AMD製の評価キットとして貸し出され、ハードウェアの変更は不可能だった。実例としては、MYCOM PC WEBさんに掲載された、米田 聡さんのAthlon 64 X2レビューなどが参考になるだろう。ちなみに以前は、Athlon MP(これは私のレビュー(^^; )でも、同じくハードウェア変更が不可能だった。
しかし今回は、どうもCPU単体での貸し出しになっているような節がある。CPU表面に描かれたOPNの撮影も行っている(Athlon 64 X2の記事などで“ヒートシンクが取り外し不可能”と触れられている点に注目いただきたい)し、ハードウェアも、上記の大原さんレビューとPC Watchさんの多和田新也さんレビューでは、ビデオカードなどが変更されている。
これがもし「製品版に近いので単体で貸しても問題がない」という意味合いだとすると、意外にショップ店頭への登場も速いのだろうか?