ショップは消えるが、人は動き、そして出会う

 Akiba2Go!さんで「ショップに聞きました! この5年間でアキバから消えて残念なモノ」という特集が掲載されている。その3ページ目に『「PCIN秋葉原」というショップが消えて残念』という発言がある。
 自分も確かにPCINが消えたのは残念だったが、実は同ショップの魂はまだ消えていない(というとオーバーか)。高速電脳さんのサイトのメインページ(右側)を一番下までスクロールさせると、モニタのようなキャラが「お久しぶりの秋葉原。」としゃべっている。
 実はこのキャラ、PCINのマスコットキャラクターなのだ。画像のプロパティを見ると「inkun.gif」と表示されるため、「INくん」(または「PCINくん」)というらしい。Akiba2Go!さんのPCIN閉店記事の写真にも、見えにくいが掲載されている(チラシの右下)
 これはおそらく、PCINの店員さんかバイヤーさんが、高速電脳さんに移っており、“PCINの魂、健在なり”ということを発言できる立場におられることの証明ではなかろうか。

 時代が流れゆく中で、いろいろな事情で消えていくものがあるのは仕方がない。とくにアキバのショップはそうだろう。しかし、消えたものを嘆くことも重要だが、その人や魂がどう移動し、どう動くのかを見ていくのも重要ではないだろうか。
 少しでも秋葉原という街(に限らないが……)を楽しくするためには、こうした考え方も必要なのではないかと思う。まぁ、そういう自分も昔語りは凄く好きなのだが(笑)。

【追記】:高速電脳事務所日誌さんに、詳しいお話がまとめられておりました。店員さんが移動したわけではないのですね(^^;