“クロ現”のソーシャルゲーム特集が残念だった

 ※2012年9月26日追記:番組URLに、内容テキストページを追加しました。

本日(2012年9月25日)の「クローズアップ現代」は「ソーシャルゲーム 急成長のかげで」というタイトル。その名の通り(いわゆる)ソーシャルゲームの特集だったが、個人的には残念な出来だった。
 下記リンクの上側は公式ページで、下側で内容を編集したテキストが見られます。
 
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3251.html
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3251_all.html


 というのも、ソーシャルゲームの表層的な特徴である「ガチャ」や「課金」といったシステムこそ紹介していたが、プレーヤー側から見た本当の特徴である、“端から見ていると全然面白そうに見えないプレイがプレーヤーにとってはメチャクチャ面白く、あまつさえ決して安くないお金を掛けるに値する”点について、ほとんどというほど紹介されなかったから。

 今のソーシャルゲームの凄さ(反対的立場でいうと危険性)はここにこそあるはずなのだが、そこを伝える構成が足りないため(プレーヤーインタビューはあるが、こうした点にはほとんど触れられず、そもそも極端に短い)、「なぜはまるのか? なぜ危険なのか? なぜそんなに大金を使うのか? そして、なぜそれでも楽しいのか?」という、プレイしたことがない人の疑問がまったくと言っていいほど解決されないのである。これはショックだった。

 そして番組の中のプレーヤーのコメントである「リアルでは努力しても報われないのに、ゲームだと努力すれば報われる。だから辞められない」という言葉もあったが、これも個人的には疑問。
 というのも、この点は他のゲームでも通用する(それこそドラクエシリーズなど、日本的RPGが好感を持たれている典型的理由……という説もあるほどだ)。つまりこれはソーシャルゲームならではの話ではない。そして、今のソーシャルゲームなら“努力にお金(リアルマネー)が含まれる”差異こそが重要なはずで、それを紹介しないのは片手落ちだ。

 取材スタッフはおそらく多量の素材を編集で泣く泣く切っているとは思うが、申し訳ないが「なぜソーシャルゲームがとくに危険(お金を使いやすい)のか」という点が伝わらなかった点で、惜しい出来になってしまった……と思う。

 このテーマでこの紹介ペースだったら、3時間はないと「ソーシャルゲームならではの問題点」という階層まで紹介できないのでは? という感じだ。
 ただただ、より深く問題を伝えてくれる続編を望む。

 そして私は(幸運にも)アーケードを軸足にできるゲーマーだから、ソーシャルゲームにハマる人って、もしゲーセンでギャラリーが作れるほどのプレイができたら、きっとはまってくれるような気がする。「ゲーセンに行け」とは言えないが。

NEO・GEO Xがひょっとしたら“すごいエミュ機を連れて帰ろう”モノかもしれない……という話

【注意】現状ですと、まだ裏の取れた話ではありません。

 今年(2012年)1月にゲームショップ「ファミコンプラザ」さんが報じたことで話題になった、ネオジオ携帯機(仮)。その夢とロマンに興奮したおっさんゲーマーも少なくなかったようで、かなりの話題となったことはまぁまぁ記憶に新しい。

 さて、予定だったSNKプレイモアからのライセンスが正式決まったり、名称が決定したりといった話題を経て、この手のハードとしては例外的に速く、なんと12月6日に発売が決定した!! めでたい!!


「NEOGEO X GOLD ENTERTAINMENT SYSTEM」 携帯ゲーム機+TV出力用ユニットとジョイスティックで「NEOGEO」を再現(GAME Watch記事)

 おおおお!! いよいよ正式発表だ!! これはやっぱり買わねばならぬのか……!! と考えつつ、上記のGAME Watch記事を読んでいたら、ちょっとイヤな予感のする一文が。

>「NEOGEO X」は、クロック周波数1GHzのCPU、OSにはLinuxを採用したNEOGEOネオジオ)タイトルをプレイできる携帯ゲーム機。

>OSにはLinuxを採用した


 り、Linux……!!!!? (椅子からひっくり返る)
 っていうことは、まさかエミュレーターベースの可能性があるの?

 ……だって、オリジナルのNEO・GEOが発売されてから22年だよ!! それでゲームプリインストールとはいえ、2万円だよ!!!!? こんな時期にこんな価格で発売されるんだから、FPGAでも起こして、“オリジナルNEO・GEOをハード的にエミュレーションしています”っていう豪気なモンと思い込んでたよ!!

 ……というかそう思っていた人って多いんじゃないの? だって、エミュでいいんだったら、それこそポータブル機であろうとも、3〜4年前のハード水準でOKだよ!! バッテリー持たないだろうけれど。


 ……というわけで、予測にしか過ぎないという断りを入れた上で、エミュの可能性があるという話は、先に買ってしまう人が出る前に周知徹底されるべきでは、と思った。
 この予想がいい意味で外れてくれることを祈る。


【備考】ただし、エミュレーション自体は否定しません。もちろん、SNKプレイモアの正式ライセンスを受けている、ということは、ライセンスの問題はクリアされているでしょうし、プレイ感覚などに関しても間違いなく一定レベルのモノではあるでしょう。
 自分にとっての問題は「“エミュで動かすだけの(と言ったら失礼だが)ハード”をそうとは知らず、この時期、この価格で買えるか」というだけです。
 ……と書いていたらクールダウンして、「あ、まぁコストパフォーマンスとしては悪くないか……ドッキングステーションやジョイスティックもあるしなぁ」とか思えてきた。うーむ。

球繋がりなので

 Nexus 7Nexus Qは同時に発表されたので、GoogleNexus担当者はウルトラシリーズ好きではないかと思っているのは俺だけではないはず。
 しかし、「Nexus Q」と発音するたびに、花王の♪毛先が球♪のメロディで歌いたくなるのは俺だけか……?

♪ネクサス、球♪

iPhone 5(?)は画面よりも容量が気になる

 近々登場と言われている(でも8月は本当かしら、と思う)iPhone 5(?)だけれど、個人的には画面解像度や大きさの変更よりも、ストレージ(メモリ)容量のラインナップが気になる。
 つまり、「いい加減128GB版って出ないの?」ということ。

 そろそろNANDチップ(フラッシュメモリチップ)の容量増大で、iPhoneでも128GB版が出せるタイミングが近づきつつある(はずな)のだが、なぜかこの点に関する噂が全然聞こえてこない。
 まぁ32GBから64GBは“32GB分だけのアップ”なのに対し、128GB版は“64GB分のアップ”になるから、そこまでは必要ないのでは? という意見もわかる。

 ただ、長期的にはiOSのアプリ容量ってジワジワ増えているし、外部データ――たとえばデジカメ写真の容量――などもジワジワ増えているので(この点はiPadの方が切実だろうけれど)、いつまでも64GB上限が続くとは思えないのだけれど。……でもあまりこの話題って出ないよね。

 あと個人的には、iPod Classicの行く末も気になる。もし128GB版IPod Touchが出たら、ついに退場へのカウントダウンがはじまりそう。

無題

 オスプレイのニュースを聞いていて思った。
 妙にローターの間隔が接近したパワードローター「オスプレイ・イン・ヘル」なんてどうだろうか。

 名前を聞いたときの意味のわからなさと、ネタが「地獄のミサワ」に掛けた「〜ミサゴ」とわかった時のドッチラケ感がわりと気に入っているのだが。